剣がたりとか

イングリット

 「あのね,イングリットね……」

千鶴

 「……食べ終わってからでいい」

イングリット

 「眠れなくてヒマだったから,ちづるとお話しようと思ったの」

千鶴

 「私と話しても,面白いことなんて何もないぞ」

イングリット

 「そう? 新しいことを知るのは楽しいよ?」

 「ちづるのことを知ったら,もっともっとおいしいよ?」

千鶴

 「…楽しい,だろう」

イングリット

 「あ,それそれ~.そうとも言うねー」

 そう言いながら,次のお菓子をパクリ.

おいしいか楽しいかどっちかにしろ,みたいな.

聖剣のフェアリース 初回版

聖剣のフェアリース 初回版

http://www.littlewitch.jp/home/special/lwv01/cn6/pg138.html

タイトル画面が三本の剣であることを裏切らない魔剣奇譚.

いや,聖剣だったか.

ゲオルギウスさんもスウェーデンボルグさんも好きだわ.

千鶴とシメオンさんは,まぁ普通.シメオンさんおとなしすぎるわ.

おくだけ.

http://d.hatena.ne.jp/tsutsu-ji/20100719/1279573071

名前.

http://d.hatena.ne.jp/tsutsu-ji/20100715/1279218269

巨大武器

http://d.hatena.ne.jp/tsutsu-ji/20100724

むかし好きだったこと

(これ以上,話して聞かせられない.……言葉が見つからないんだ.というより,わたしが,本気で話そうとしてないんだ.あれからもう,ずいぶんたった.ガールスカウトなんて,だれにも,たいしてかかわりのないことになってしまった.これでは,わたしが心から望んで話さなければ,まるであんなこと,起こりもしなかったことのようになってしまう.色あせて,やがて消えてしまう)

「考えていたことってね,どんな思い出も,心の中で色あせて,そのうち忘れてしまう.昔あんなに楽しかったことも,いまでは楽しくもなんともない.……そう思うと,むなしくてねえ.なんだか,自分が恩知らずのような気がして,せめて思い出話ぐらいできないものかしら……って,考えてたんだよ」

(少女ソフィアの夏「テント」より)

少女ソフィアの夏

少女ソフィアの夏

むかし好きだったことに対して思いを馳せるのは,その過去形に対して恥じ入るばかりなわけだけど.

なかに入ってきた日々のこと

中学1年生,つまり僕がまだ紅顔の美少年だったころの話である.僕は医者の息子だった彼とふたりで毎朝6時20分の京都行き急行で通学していた.冬にはまだ暗いような,人のまばらな時間帯である.制服姿の子供らを珍しいと思ったのか,ある時から初老の小父さんが挨拶してくれるようになった.彼は大阪で教鞭をとっているらしく,僕らより2分ほど早く駅を出る難波行きに乗ってゆくのだった.僕らはわりと遅刻寸前すべりこみで駅のホームにたどりつくからあまり長い時間話したことはなかった.小父さんはいつもNHKのラジオ英会話を聴いていて,英語についての話をときどきしてもらったような気がする.

この早起きが必要だったのは京都市営地下鉄の竹田乗り入れが完成するまでの短い間で,出発時刻の変わった僕らはもう小父さんと会うことはなかった.いずれにせよ,見知らぬ小父さんが親しげに話してくれたという,それが最初の記憶で,正直なところどのように応えればよいのか判らなかった.

大学2回生,つまり僕がまだよちよちの大学生だったころの話である.僕ともう一人の男はサークルの会誌を創刊するために大学前,百万遍の時代がかった印刷所を訪れていた.自分らでコピーやら製本を手伝えば安くするというので手伝っていた.だから印刷所には僕らふたりと印刷所の親父が三人きりで,黙々と作業をしていた中での話,交渉時からくせのありそうな感じだった親父さんが,不意に,最近の学生さんはセックスどうしてんの,と訊いてきやがる.面食らったのだけどこういう不意打ちに負けてはならないという気持ちが瞬間にわき起こって,ひとりでします,というような事を答えた.大学に入ってからこの頃まで,僕の周りの人物には少々蛮カラな空気が残っていた.

印刷の質がよくなくて3号目からはオフセに変わり,3回生になるとその印刷所を訪れることはもうなかった.所属するサークルも一つになって,僕も周りも一つの色に染まっていった.

あたらしい図鑑

あたらしい図鑑

表紙がよい.

新たに出会い,声を掛けられることは,身体に浸入してくるみたいに感じていた.

ビデオゲームバトン

もはやバトンというスタイルは無くなってしまったでしょうか? まだあるのかな?

懐かしいよね.

ちょうど5年前の自分の回答を読んで今もそのままであることはまぁないのだけど,当時の自分を思い出す分には良い記録だったと思われます.

■1.Total volume of game files on my computer

(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)

昔は27リットルと答えているけど,これは今もそう変わらない.

なるべく手放すようにしています.

■2.Game playing right now

(今進行中のテレビゲーム)

・デュープリズム

 僕の超苦手なジャンピングアクション要素あり.

 以前はファンシー・メルの手前まで友達に進めてもらってその後自力で進めませんでした.

 僕ももう社会人になったのだから,今ならクリアできるかもしれないと思いました.

・恋色空模様

 兄貴が妹へ気遣いする様子の空回りっぷりが母のことを思い出させてしっとりとした気持ちになります.

・聖剣のフェアリース

 可愛らしいのではないでしょうか.あとは先日書いたり描いたりしたとおり.

 ずいぶん前にゆりとイングリットを終えてる.久々に取り出してきて千鶴を進めてる.

 

■3.The last video game I bought

(最後に買ったテレビゲーム)

どっち先に買ったか忘れた.

・セカンドノベル

 本編についてはもうたくさん書いたので,ファーストノベル文庫についても市川環のを楽しみにしていたという話.リリカル疏水小説にこそ幸あれ.

 京都の疏水を気にしていれば東京の疏水も気になるのが道理.井の頭池,「ここが神田川の源流です」という看板は神田上水の名残で,人の手で創られた水路だからこそ,ここが源流,ととりあえず指し示すことができる.そして鬱蒼とした玉川上水.おもしろい.

 高瀬川と玉川上水を繋がれてはもうたまらんわ.あと疏水を流れてゆくのはむろん桜であり,事によると水面は墨色となる.「今年ばかりは墨染めに咲け」である.

 市川環の高瀬川. http://tocotoco.ichitama.lolipop.jp/?eid=357732

 あと盆踊りの話がまんまうちの目の前の道路と同じでした.東京の下町って変だよ.

・SimCity 4 Deluxe

 Steamで安かったから購入.Tropico 3 と合わせて海外の箱庭ゲームが辿った道程というのがよく判った気がします.神様目線から個人の暮らしぶりまで,そしてゆりかごから墓場までをガン見.

■4.Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me

(よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)

出入りが激しいです.

米粒ほどのハートしか持ち合わせてないのだと思います.

・Flyable Heart

 やはり気に入ってるのではないかな.この日記を始めたきっかけでもあるし.

 会ったばかりなのにどうしてずっと知ってたみたいな気がするのか,なんてわけもなく思えてしまうふたりというのが好き.桜子さんのことね.

 結衣.ご飯をおいしそうに食べる女の子は可愛い.もちろん男の子も.文字通り魂の双子に出会ってしまったふたり,というあたり,桜子さんの話もあわせてとてもロマンチックだと思った.

・アルトネリコ3

 好きだなぁ.コスモスフィアでは夢や差し迫った気持ちを感じさせる脚本の唐突さとかかみ合わなさも好きなのだけど,背景の地図の絵が一番のお気に入りだ.これは初代もいっしょ.おかしいくらいに可愛かったり,怖い.そのなかを歩いてゆくのだと思うのが好き.

 僕が咲に一目惚れしたまんまなのも大きいです.

 途中で誤ってセーブデータ消したので,消沈中.そのうちやり直します.

・少女魔法学リトルウィッチロマネスク

弟子の女の子たちの毎日が楽しげに見える,ということに尽きます.

・D.C.II

 というか雪村です.何度も読んでる.

 あと,シリーズ通して一人の女の子の中学入学から高校卒業までを細かに追いかけることができた,っていうのは結構すごいことではなかったかな.感謝.

・ワンコとリリー

 いくら女の子との暮らしに興味ないと思っててもさくらむすびはそれをこじ開けてきます.そこまでいってしまうと僕の人生はじめからやり直したい気持ちになるので,ワンコとリリーくらいがちょうどマイルドに生きてゆく糧となります.

 あとはじまりとおわりのテーマ曲大好き.

■5. Five people to whom I’m passing the baton

(バトンを渡す5名)

いまだに日記を書いてくださってる素敵な皆様へ.