2012-05-14

お兄ちゃんお姉ちゃんからのご褒美だ,とはその場にいない人物を勝手に巻き込んだ発言なんだけど,そりゃほかの妹たちのうらやむ共犯関係であるよなぁ.

お兄ちゃん,お姉ちゃん,妹たち,という呼称が登場するたびに,この人らの過ごして来た日々をなにかしら想像させるお話.言葉の端々のところに良さがあるの.

というあたりの掘り下げはこちらが素晴らしいと思います.

http://d.hatena.ne.jp/singing_root/20120306#1331043793

妹スタイル

妹スタイル

お姉ちゃん,というワードが出てくるたびにほっこりとします.

現在完了ひとめぼれ

出会った瞬間じゃなくて後になってから一目惚れだったことに気づくのはロマンチシストだよな.

 決定打は二年生の文化祭の後片づけの時。

 たまたまふたりで生徒会の演し物を片づけていた時、“あれ、もしかしてわたし、この人に一目惚れしていたのではないだろうか”と気が付いてしまった。

 恋は猛毒(もうもく)と言うが、

 まったく、遅効性にも程がある。

いろんな過程があって長らく温めてきた感覚に理由付けるとき,言うに事欠いて一目惚れですか!

一目惚れっていうのは好きになる過程がなくて,すべては好きだと意識された後の話になるわけでね.

出会いの,一目惚れの瞬間に遡ってさ,そこからまた今日までを一目惚れの恋として新たに辿り直すんだぜ,その気持ちは.

魔法使いの夜 初回版

魔法使いの夜 初回版

とまぁ金鹿さんのことは好きなんだけど,有珠さんのクリスマスの夜もどうかしているという感じの運びでした.魔女とか魔術師とか魔法使いの伝奇的な回復力はジェットコースターみたいに次々と戦闘することを可能にしてるのですが,それに伴って男の子と触れあう展開の密度も高くなっています.おなかぱっくり重体のためおんぶされて坂の上の屋敷へ帰る有珠さんですが,着いたらすぐ自転車ふたり乗りでまた坂を下ることになります.これじゃあふたり乗りするためにわざわざ帰ったようなものだわ.