青い鳥と銀の靴

あたりまえの暮らしのなかで素敵ななにかを抱えていれば,大抵のことはつじつまが合う,という.

時間はどうやら過去から未来へひと方向,だけどものごとの関係はあっちからこっちだったりそっちからどっちで四方八方.時間と関係をおんなじように捉えるのは無理っぽいので,あえてそうすればの話なんだけど,そのときこれまで生きてきたあたりまえの日々の,夢とか両親のことばで何だか繋がったような気がする.そういうのが好きだ.

1から100まで,はじめにからおわりにへ向かって,

ページをめくる,クリックする,

時間やそのまわりのことはそういう風に進むんだけど,

ものごとは元から先へとばかり関係づけられやしないから.

だとしたら,この場所とこの時間はみんなファンタスティックで,

たとえば初めて会ったはずなのに昔から知ってたみたいな,

いまさっきまで隣にいた人にもう会えないだとか,

ありえないような近すぎる気持ち,遠すぎるへだたりは,

これまでに知っていた何かに似た感触や,

夢,父や母から聞かされていたこと,

つまりは自分に近い気持ちと混ぜ合わされて.

初見,桜子の話で「青い鳥」(ぱんだはうす)を思い出した.素敵ななにかを抱えていれば,大抵のことはつじつまが合う.夢,ありえない?ともかく出会えたってことがラッキー.

結衣の話でオズの魔法使いが出てきたから何か書かずにいられなくなった.つまりは,メーテルリンクの青い鳥とオズの魔法使いの共通項が,僕を「青い鳥」まで導いてた.自分の近いところにあるあたりまえのこと,夢,父と母,銀の靴.

「カンザスに送り返してください。エムおばさんとヘンリー叔父さんのいるところへ」

かつて少女は言いました.銀の靴が三度鳴りました.

少年ドロシーには銀の端末.そして,心臓のゆくえ.

あとは,食いしん坊カップル,というのが大変気に入っています.切り裂かれた半身同士を隔てる時空やら因果なんだかは,無茶食いされるご飯の熱量によって埋め立てられているのだと思います.

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