D.C. #20

音夢が持っているさくらと通じているような感覚は発動しないだろうと予想していたが,#19からそれが現れ始める.音夢は純一がさくらとデートしている間に体調を悪くする.これだけだと後で音夢が言うよう純一との関係を想うばかりにしんどくなったようにも取れるのであるが,#20で桜の花びらを吐いてしまったのでそうならない.もともとのそれは,同じ男の子のことを好きな二人の女の子が互いを羨んだり否定したりしながらも,どこか通じ合ってる様をファンタジックに描いていたと思う.しかし,アニメではさくらと音夢とが対等に描かれないので今さらそんな三角関係へ持ち込むとなんだかさくらが悪者のように見えてしまう.
これは「まんぼう」とか言ってやる必要のない,普通に嫉妬する女の子扱いされているとも言えるのですが,その辺りのことは今木さんの「#20みたく本心をそのままぶつけるのが実際の発語になっている。」あたりも参照のこと.

ちなみに時代劇っぽい物言いについては申し訳程度には使われている.#16で白河先生から荷物運びを頼まれるときに「がってんだ!」と答えている.しかし英語であるとか「ボクはフック船長だ!」がどうしても足りない.

コメントを残す