D.C. #20c

不思議さんが帰っちゃうと,なんだか夏休みも終わりですねえ.
連絡橋が出来る前の時代を生きた人である.どこへ帰るのかは知らないがともかく船で帰らないと帰った気がしないのであろう.
今を生きてる女の子たちに昔の思い出を重ねてみても,先方はそんなことは全く判っちゃいないし,理由もなく桟橋から笑顔で手を振ってくれたりする.それは,不思議さんが大きな帽子に長いコートを着て,ただその大きな目だけ外に出しているからで,大きくて安全でかつ見ていてくれるための目を持っているというだけの存在は子供たちから好意を受けるにふさわしい.
ファンシーララの不思議さんが時折感じさせる怪しさは,彼が子供に物を渡したり喋ったりしてしまうところにあると思う.

D.C. ~ダ・カーポ~ DVD-BOX 3

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D.C.~ダ・カーポ~ DVD-BOX IV

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