疏水太郎の50冊

転さんの真似をして作ってみました.下宿に持ってきている本は少ないので実家の本棚をイメージしながら選びましたが,一覧できない状態で本を選ぶのはとても骨の折れる作業です.一度やってみてください.私は5時間ほどかかりました.だけど,小学生から大学生に至るまで年齢によって遷り変わった本棚の位置や内容を一つ一つ思い浮かべてゆくと,もはや忘れてしまっていた,だけどその頃に一生懸命読んでいたような本をたくさん思い出すことが出来たので,価値のある作業でした.

以下は僕の空想を支えてくれている本たち.

1. 「銀の匙」 中勘助
2. 「尾崎翠 ちくま日本文学全集」 尾崎翠
3. 「宮沢賢治詩集」 宮沢賢治・・・眞空溶媒
4. 「星の王子さま」 サン・テグジュペリ
5. 「天体嗜好症」 稲垣足穂
6. 「八月六日上々天氣」 長野まゆみ
7. 「檸檬」 梶井基次郎
8. 「坂口安吾 日本幻想文学集成」 坂口安吾
9. 「ギョロス大帝の創音機械」 加藤洋之&後藤啓介
10.「星の民俗学」 野尻抱影

11.「宙の名前」 林完次
12.「ギリシア・ローマ神話―付インド・北欧神話」 トマス・ブルフィンチ
13.「妖精族のむすめ」 ロード・ダンセイニ
14.「幾千の夜を超えて」 神月摩由璃
15.「メルニボネの皇子」 マイケル・ムアコック
16.「山月記・李陵 他九篇」 中島敦・・・悟浄出世,悟浄歎異
17.「草枕」 夏目漱石
18.「語り手の事情」 酒見賢一
19.「吉野葛・蘆刈」 谷崎潤一郎
20.「鏡花短篇集」 泉鏡花

21.「思考の紋章学」 澁澤龍彦
22.「お話を語る」 松岡享子
23.「しろいうさぎとくろいうさぎ」 ガース・ウイリアムズ
24.「小川未明童話集」 小川未明
25.「クマのプーさん」 A.A.ミルン
26.「アンデルセン童話集(二)」 H.C.アンデルセン
27.「ビーストテイル」 坂田靖子
28.「青い鳥」 モーリス・メーテルリンク
29.「白鳥異伝」 荻原規子
30.「西の魔女が死んだ」 梨木香歩

31.「光車よ、まわれ!」 天沢退二郎
32.「水路の夢[ウォーターウェイ]」 早見裕司
33.「カラフル」 森絵都
34.「元型心理学」 ジェイムズ・ヒルマン
35.「天夢航海」 谷川由紀
36.「おはなし おはなし」 河合隼雄
37.「時計坂の家」 高楼方子
38.「バガージマヌパナス」 池上永一
39.「アクアリウム」須藤真澄,新声社
40.「くますけと一緒に」 新井素子

41.「異界と日本人―絵物語の想像力」 小松和彦
42.「送り雛は瑠璃色の」 思緒雄二
43.「獄門島」 横溝正史
44.「嵐が丘」 エミリー・ブロンテ
45.「金色夜叉」 尾崎紅葉
46.「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」 J.W.ゲーテ
47.「三国志」 吉川英治
48.「封神演義」 安能務
49.「燃えよ剣」 司馬遼太郎
50.「海の都の物語」 塩野七生


ちなみにこちらで読んだことあるのは4冊(「檸檬」「コミュニケーション不全症候群」「姑獲鳥の夏」「バベルの図書館」)でした.上と被ってるのは1冊だけだけど,1冊なりと被ってたのが意外ではあります.

ついでに書いとくと長門有希の100冊で読んだことあるのは1冊のみで(「夏と冬の奏鳴曲」)わざわざザ・スニを買ってきたのにそりゃあがっかりしたものさ.

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