ごんぎつね

20年ほど前のノンフィクションを読んでいたら,「きつねは動物なのに,ことばをしゃべるのはおかしい」と言う子供の話が出てきた.それはそうかも知れないので,おかしいことについて原稿用紙10枚程度で語ればよいと思われた.そういうところからもきっとファンタジーは始まるのではないかしら.小学4年のころ,教科書に「とびこめ」という短編があった.今しらべたらトルストイの作だと言う.船長が鉄砲を持ってることがおかしいと思われたのでそのことを延々と書いたら,先生が笑ってみなの前で読み上げた.このことはその後十数年,悔しく思っていた.
5年ほど前に,小学5,6年の担任の先生と何人かの教え子たちとで同窓会があった.当時の先生の教育に,ひとりにひとつおはなしを創作して,一冊ずつ綴じて回し読みにするというものがあった.僕の作ったお話を,この先生はまだ覚えてくださっていた.

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