D.C.S.G. (竹屋蒼輔,Cherish) 3巻

ちょうど昨日読んだ.たいへんお勧めの完結巻でありました.D.C.S.S.ではアイシアが朝倉家に住んであそこの娘さんみたいになるところ,S.G.では芳乃家でさくらと一緒に暮らしているというのが一番のポイント.さくら先生はあいかわらず魔法を教えてくださらないのですけど,それは師匠と住み込みの弟子という風で,長い共同生活のうち不意に正しく語ることのできる瞬間というのが二度訪れるのでした.S.S.のほうではさくらの生来の口下手に対してアイシアとさくらが話をする時間が短すぎて,さくらが酷い人になっちゃってる.あるいは宮崎アニメのD.C.でさくらが風見学園の先生であるという話を外してしまったので,S.S.においてさくらとアイシアは関係しにくくなったんじゃないかな.それで不足している先生分を美咲さんがフォローする形になってるわけで,一方のS.G.では美咲さんを学園の女子高生として登場させています.

さくらがアイシアに魔法を教えない理由について,過去の事件ではなく生活の身近なところに拠って消化されてアイシアに伝わってる.あと,弟子が困っていたら師匠が助けに来る.S.S.の朝倉家に娘さんがいる風景も好きだったのだけど,S.G.の師弟関係はさくら的には座りのいい話.子供のアイシアではなく女子高生をしているアイシアも良い.

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