とらドラ!拾遺

以下,これまで言いそびれて話に組み込めなかったこととか.

影崎由那の「かりん」を好きすぎるのでは,というのは田村くんを読んだときから思ってたことで.つまり,あいつわけ判んないから気になってしょうがねぇ,と7巻の長きに渡って気づき続けたような恋愛模様について.とらドラ!とかりんについては単にいくつか見た目が重なるという話.

勇度の高い少年少女のことを語るというのは都築真紀のそれを思いだしておきたい.「並び立ちたい」というセンスは蓮飛と晶とかたくさん,とくに恋愛よりも優先されていそうなその語り口において.あと竜虎とかいざ鎌倉のように少々時代のずれた感覚を持ち込むところもロケットパンチ*1と共通するどんくささ.

いや,それらを思い出すことによって何の話の広がりもないのですが.ただラブっつうか.

恋とは違う感情に関しましては,高河ゆんの方便*2を.愛している人と幸せにしてくれる人は別だったり,一番好きな人とよーくわかる人は別であったりする.影艶(愛している人)はあやの前から姿を消すし,じゅりあは逆にクーフーリン(よーくわかる人)を残して王子(一番好きな人)とともに妖精界へ去る*3.ゆん的には遠く離れることによって選び難い大切な人たちとの繋がりが夢想されるのだなぁ.ちなみにクーフーリンも影艶も料理が出来て,好きな人には甲斐甲斐しいタイプで.ともかくまぁ,とらドラ!のみなさんもうまいこといくといいよね.

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