酒井俊蔵先生のこと

泉鏡花「婦系図」より.

 (晩の飯を内で食って、翌日の飯をまた内で食わないか、酒井の籠で飼ってやろう、隼。)と、それから親鳥の声を真似て、今でも囀る独逸語だ。
 世の中にゃ河野さん、こんな猿を養って、育ててくれる人も有るのに、お前さん方は、まあ何という、べらぼうな料簡方だい。

言葉にはできやしないけど,僕の20代を相当に反映し、また大いに裏切ることもあるその何か.

コメントを残す