こんな可愛らしい素敵なひとが奥さんだったらなぁ,ってね.
京都の街を市電が走ってゆくようすが描かれていて,ずっと見たいと思っていたのでこれだけでまずは良かった.映像ソースが残ってたのかしらと思ったけど,どうやらCG合成である可能性が高い.
京都新聞 2007年10月20日より,
「オリヲン座−」は、浅田次郎さんの同名小説が原作。昭和30年代から西陣の映画館を守り続けてきた男女の純愛を描く。千本通に市電が走っていた当時の街並みをCGで再現するなど織工らで活気づいたまちの雰囲気がスクリーンによみがえる。映画はMOVIX京都、TOHOシネマズ二条などで公開される。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007102000038&genre=G1&area=K1B
あとロケ協力に広島電鉄,制作協力にGONZO REVOLUTION.広島電鉄は京都の市電が廃線になったあと車両を譲り受けて運行してるので,GONZOが今の広島電鉄の車両の映像を昔の京都の写真と合成したんじゃないかな.
遺骨を抱えて流れ橋に立つシーンは地理的な繋がりとしてはありえないんだけど,流れ橋が映画で何度もロケ地として使われたことを考えると,京都製作の映画へのオマージュですね.映画コンテンツへの愛は感じた.僕はというと,先日のようなハコの話(「映画館と観客の文化史」),つまり映画館がどういう建物であって,映画ではなく映画館がどのように街の人に宣伝されて,受け入れられてたか,なんて話,とくに京都のそれを読んでいった後なので,ちょっとずれちゃったところがあった.