安房直子 「鳥」

バスでゆくような向こうの海から走ってきた子が,その海の向こうを知っている少年のことを話すという,はるか遠いところから聞こえて来たような言葉,貝殻の潮騒のお話.

女の子やお医者さんが走るのがよいです.走っている人というのは,その人にしか判らない,あるいは誰にも判らない,切実な何かによって走っているように見えるからです(エレンディラを思い出すとよいです.)

てなことは誰かが言ってたような気もするのだけど.

きつねの窓 (ポプラポケット文庫 (051-1))

きつねの窓 (ポプラポケット文庫 (051-1))

コメントを残す