歩く

足を右左右と交互に出すのが歩くということではないらしい.姿勢が悪い,もっと胸張って歩けとか,男なんだから外股で歩けとかいろいろ言われます.顔あげて,あご引いて,いや,どっちだよ.

年末に体を壊してから歩く量が減っていて,そうすると歩き方を忘れたということはないだろうけどたまにちょっと歩くと何か変な足の出し方をしているらしく,すぐに付け根のあたりが痛くなる.姿勢が悪いのが影響してるのかもしれないし,もう,きっとなにもかも出来が悪い.

歩き方に気がつくのは観察で,その人をちょっと離れたところから見ようとしたときに姿勢悪いなぁとか思う.隣でいっしょに歩いてるとそういうのは見えにくい.だからどうか,僕と歩くときは僕の隣を歩いてください.

たとえば遠近深咲とふたりで登校するとき.

深咲「ほら、ゆっくりしてないで、もっときびきび歩く」

隣で歩いていると第一に気づかれるのは速度のほうである.

ふと気がつくと、遠近の歩幅は俺と同じゆっくりとしたものに合わせてくれていたが、なにも言わずにいる。

離れて見るときの歩き方をああしろこうしろは一方的であるが,ふたりが近いときの歩法とは互いに調整される類のものである.

たったこれだけのことであるが,歩くということの善に触れたように思えて嬉しかった.

七つのふしぎの終わるとき 初回限定版

七つのふしぎの終わるとき 初回限定版

相変わらず画面にかぶりつきで描線にうっとりしています.前作で丸くなった顔の輪郭にまた角度がつくようになって,斜めから見るときのその筆遣いが絶妙.たいへんどきどきします.絵柄を意識して変えてるようだけど,「そして明日の世界より――」から「秋空に舞うコンフェティ」そして今作まで次第にCGの解像度が精細になるなか,ようやくこの角度を表現可能なドット数に辿りついたのではないかと思えます.

グラフィックデザインも美しく,気が利いています.CGというのはほんとう,心奪われるものだと思います.

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す