人生振替輸送

うまくゴールに届かない.うまくおうちへ帰れない.

修理の終わったMacBookを取りに夜から心斎橋へ.京都駅に用事があったのでそのまま新快速に乗ったら人身事故のため長岡京で立ち往生.しばらく待たされた後,もうAppleStoreの閉店時間に間に合わないため振替輸送の阪急で京都へ引き返すことにした.JR長岡京前の風景はずいぶん変わっていた.そもそも駅の名前が違う.昔よく来たころは神足という名前だった.長岡京の雄,駅前のシンボルたる恵文社も見あたらない.新しく建った商業ビルのなかに入ったのだろう.
いつもは朝帰っていた道を夜歩いた.もっと遠かった気がするのだけど,すぐ向こうに阪急線が見えた.もう10年も昔のこと,家に帰るのがいやで時々友達の家に泊まっていたのであるが,その帰り道である.きっと足取りも重かったのだろう.
阪急の改札で渡された切符は大阪でも神戸でも沿線のどこへでもゆけるギャラクシーな切符だった.だけど僕はただ心斎橋にさえゆければ良かった.
そんなわけで京都駅から出発して河原町駅へ戻ってきた.見慣れた203系統のバスが来たので,時間かかるけど京阪乗って歩くより楽だと思ってつい乗ってしまったが,それは逆回りだった.熊野神社前で気づいて降りて,結局たくさん歩いた.
夕飯のいわしコンビーフライスを食べたのは22時30分ごろ,閉店後の客となってしまった.食べさせてくれてとても有り難かった.しかしいつものことながら胃がもたれる.そしてまた眠れない.

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