ef #1, #2

まずはようやく見れたので嬉しい.しかも一時間枠である.

で,どんなけロングショットやねん.絵のほうはアンビエントで声の世界なのね.特に#2のほう.枚数は抑える一方,レイアウトと効果でファンタスティックに画面を飾る.背景の月とか枝振りの童話っぷりもありえない.声付きの絵本みたいだなぁ,原作も確かそういうものであったはずだと見て回ったら,やはりそんな感じであるらしい.

はい,千尋っちのために最後までおつきあいいたします.

記憶障害のところでそのまま話を作らず,むしろそれが(必要以上に)回復した状態の人が日記を書かねばならなかったという,たけうちこうたの確かさは並べて置きたい.というのは隙あらば雪村の話をしておく,というのが半分だけど.物事を全く忘れないからこそ,意図的に素敵な記憶を選り分けて書き留めずにはいられなかったというのもまた,切ないじゃありませんか.千尋と雪村は両極端に位置しながらも,日記と現在の自分の記憶の間に距離があるという点では同じです.

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