D.C.II S.S. #5, #6, #7

さすがに記憶からこぼれはじめてるので,覚えてることだけ.

大筋,由夢っち可愛い.この人はPC版では不機嫌,一方的,助平,と若気が三拍子揃ったような人なんだけど,助平のあたりがアニメではやりにくかったのか,くにゃくにゃする可愛い表情と堀江由衣の声とで反対方向に振ってる.音姉もそうだが変えるならこれくらい変えるがよろしい.

変えるというか,幼い頃の由夢の印象をそのまま引っ張るとアニメ版の由夢ね.彼女の周りの人たちは年少であるこの人のことをだいたいそんな感じで見ているのだけど,この人は少年の部分と青年の部分が両方あると思うよ.年相応にね.

アニメはこの人の魅力を押し広げたとは言えると思います.これまた音姉もご同様.僕としてはPC版のほうが好きだよという前提での話.

#5「失望の雪原」

予知能力というものがあるとして(ななかの接触テレパスもそうだったけど)本人の解釈が影響せざるを得ないだろう,という話.わざわざね,この人の予知が解釈の余地によって破れうるっていうのをもう#5の段階で示しちゃうのは,由夢が義之と一緒になれないという予知も破れるってことでいいのかしら.

スキーで遭難は美夏の持ちネタだけどここでは由夢に降りかかる.Imaginary Futureではななかが遭難してるので回り持ちだ,雨野さんの茶目っ気であろう.

朝倉家,芳乃家の兄妹がスキー超上手いのは,小さい頃に純一さんとさくらさんにたくさん連れてってもらったから.彼らの幸せな暮らしぶりを想像させる重要なエピソードだと思うが,僕の記憶が揮発したのでなければ確かアニメでは触れられてなかった.

#6「桜迷宮」

純一さん出てくるのが早い.まだ話が半ばである.最後だけでは唐突すぎるということだろうね.

これもまたシリーズ構成に布かれた本格的なさくらさんシフトを思わせる一因.

#7「変えられない夢」

PC版では義之が由夢のお祝いに参加できないのは音姉を看病していたことが原因である.これを他の事情に変えたのは作為的だわ.先に書いたように由夢の性格が違うのと,この先の話の展開上,由夢が音姉に対して複雑な思いを抱えている,ということを強調する必要がないのだろう.

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